☆ハンドルエクステンション勘合調整☆ |
弊社のハンドルエクステンションを純正ハンドル(調整キー)に装着する方法を記します。 このハンドルエクステンションは、ハンドル(調整キー)と常に一体化させた状態で使用してもらえましたら紛失もしませんので便利であろうと考えております。 工業的用語もありますが、わかり易く説明するつもりですのでご理解願います。 製品開発に当たって新旧ストーブ各種測ってみますと、実用範囲内程度なバラツキがあります。 このバラツキが悩みの種で、自分の分を一つだけ作るのならば現物合せのワンオフで可能でした。 がしかし、同じ思いを持つ方々にも使ってもらいたいと思うと、どこかで妥協的な基準を設けねばなりません。 まずは当方所有の数個のSVEA123Rと8Rを計測してみました。 肝心のスピンドルは、直径5mmのシャンクを□4mmに加工してあるのがわかります。 それらスピンドルの□4mmは新旧数個計測で4mm(-0.03〜-0.08)位。 その□4の角部はφ5シャンクの外周がそのまま残って約C0.5のニガシとなってます。 弊社のハンドルエクステンションは、ストーブのスピンドルが□4.00mmでも入る様に設計して製作してありますので、変形などがない限りは素直に挿入できると思います。また、なるべくガタツキを出さぬ様に、スピンドルの□4mm(マイナス)に対して□4+0.04mm程度のプラス公差で精密加工してあります。 さて、問題は純正ハンドル(調整キー)のアバウトさでした。 |
↓画像参考 |
ここに4つの純正ハンドルのサンプルがあります。 @左は参考出品、PRIMUS時代の8Rのベークハンドル A次に30年位前に買った123Rの純正ハンドル(調整キー) B次に10年位前に買った123Rの純正ハンドル(調整キー) C右は試しに最近Amazonで買った純正ハンドル(調整キー) @はなんと、中の□4mmの寸法は出てるのに、他の個体には角が干渉して入りません。 プレスの内角Rが大きく、他の個体はスピンドルの角部を削らないと入りませんでした。 ABCに弊社のハンドルエクステンションを挿してみます。 Aはゆるゆる。 Bはシックリ固く入りました。 Cは角部が当たり、このままでは装着出来ません。 ですが、Cの状態を意図して狙っており、弊社のハンドルエクステンションの凸□4mm角部はストーブのスピンドルよりも角を落としていません。 この事を踏まえ、これよりAの様なゆるいタイプと、Cの様にキツクて入らないタイプへの装着方法を。 |
まず先に、固くて入らないCタイプの対処 ↑調整キーのプレス合せ口(下角)の反対側の赤マジック部の中角Rが干渉してます。 Cの場合、弊社のハンドルエクステンションがキツイ原因は基本的にこの角部のみです。 よって、ハンドルエクステンションの角部の1ヵ所をヤスリで徐々に落とします。 □4の平面はそのままで勘合しますので、角部1ヵ所のみ削ってください。 テーパーになる様に削り、半分位からムリに挿入すると完成となります。 また、その個体(調整キー)によっては、他の角も調整が必要な場合もあるかも知れません。 *面としての□4mmの寸法は出てますので、勘合調整は角部だけとなります。 もしも削りすぎてゆるい勘合になってしまったら、他の角で再チャレンジしてください。 また、勘合がゆるい場合の対処法を次項に書きますので、その対処でも可。 |
↓ゆるい場合、紙などを挟む!! そう実は、純正ハンドル(調整キー)の□4mmには、紙が挟める程にガタがあるのです。 紙でもアルミフォイルでも良いですので、ムリに固く勘合する様に調整して完成です。 尚、私が最初に自作品を装着した時は、ハンドルを少しづつ叩いて潰して固く挿入しました。 |
ハンドル(調整キー)から外す必要はないと思いますので、キツめに勘合された方が良いと思います。 現に私のは、8Rはエクステンション付きでもケースに収まるので着けっぱなし。 SVEA123Rに関しては、ソースパンを被せて収納しても、ハンドルを中に入れないので着けっぱなし。 持って行き忘れるよりも、 どこかで無くしてしまうよりも、 取り外し式にしてガタガタで不愉快だったりするよりも、 キツク固く挿入してハンドルと一体としての使用をオススメ致します。 |