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業務案内


製造ライン治具アッセンブリー

 お客様からの依頼を受け、サンプル計測から仕様の提案、設計・加工プログラム、そしてマシニングでの機械加工を行います。

 自社で出来ない表面加工(熱処理や着色なども)は信頼ある外注様に出しますが、穴あけ・タップ・形状切削等、自らの機械で可能な加工は全て自社で行います。
また、かつて精密金型製作で培ったノウハウにより、高精度の位置決めや勘合も得意としております。


 主な加工用材種  (注:アルミは鉄のおよそ1/3の軽さが特徴です)
・アルミ合金 A5052  一般的な板材で、薄板から厚いブロックまで。比較的安価であり入手し易く、適度な硬さであるが加工的には柔らかいので傷や潰れなどには注意。
 用途:治具ベース・試作品・軽負荷の機能部品etc
 ・アルミ合金 A2017  強度を誇るアルミ合金でジュラルミンとも呼ばれます。アルミ材としては十分な強度を持ち、加工的にはとても加工し易い材質と言えます。
 ・アルミ合金 A7075
 超々ジュラルミンとも呼ばれ、アルミ合金中では最高の強度を有します。一般的な鉄の1/3の軽さでも同等な強度がA7075の特徴だと言えます。
価格比較: 安価A5052<A2017<A7075高価
強度比較: 強いA7075>A2017>A5052やや弱い
加工性比較: 良好A2017>A7075>A5052やや難アリ
 ステンレス SUS303  一般的なSUS304の改良鋼で切削性が良く、耐食性も遜色ないのでSUS304の互換材として使用。
 構造用炭素鋼 S50C等  汎用性の高い一般的な鋼材でSCと呼ばれ、その炭素量からS25C〜S55Cなどがあります。通常は調質されて適度な硬さを有し、治具や構造部品に使用。
 他、プリハードン鋼  PX5・NAK55などの金型用合金鋼。調質されて硬さ・靭性・耐食性・耐摩耗性なども良好で、SCよりも耐久性の高い治具に使います。
   


【加工精度】
 プログラムでの理論値で切りっぱなしでなく、計測可能な数値は加工物を計測し、その差を補正値として反映して図面通りに仕上げる様に徹します。
 見た目的に簡単そうな治具でも、その後に追加工があっても対応出来る様に、平行・垂直などの基準面を作って加工致します。

 尚、お客様から頂いた図面(CAD)の数値を絶対としてプログラムを作り(CAM)ますので、残念ながら図面間違いなどはそのまま素直に加工してしまう事もあります。加工前に十分な打ち合わせも必要となる場合もございます。


【注文】
 たった1個の試作品から、量産前提での数種の試作品、及び多数個の量産品まで、事前に相談の上で対応致します。
 材質や特殊形状の加工、工数を下げる為の加工方法なども、こちらからも提案させて頂きますので、ご相談ください。


【加工品及び製作例】
・生産工場用治工具/単品、多数個取り、EROWA対応治具
・釣具/リールの部品、カスタムパーツ
・アウトドア用品/テント用小物、ストーブのパーツ、ナイフ製作用治具、
・車、バイク/足回りやハンドル回りのカスタムパーツ、レース用パーツ、
・他、模型用塗装位置決め台座、ラジコンカーカスタムパーツ、スマホスタンド、

個人のお客様の場合、あなたの夢を形にする事も可能かもしれません。